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アクリルガッシュを使った子どものドレス

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娘の幼稚園で誕生日会がありました。一年に一度の主役の日。
去年と変わらず、ほぼ100%男の子に間違われるショートカットと、
フリフリな華やかドレスがどうしても馴染まない地味顔に似合うように、
今年もシンプルなドレスを作りました。

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娘のオーダーは白くてふわっとしたドレス。
手持ちのワンピースや借りてきた本の型紙を組み合わせて、
体にぴったりなラインを作ります。
身頃と袖を裁断した後の余り布を並べて、
アクリルガッシュで丸い模様をスタンプし、前ヨークにしました。
スタンプは、家にあったゴムパッキンを積み木に貼り付けて作り、
娘と交代でペタペタと押していきました。

20130119_441913

アクリルガッシュが乾いたら、巾3センチの短冊状に切り、
それを少しずつ重ねて、ピンタックのようなイメージで縫い合わせていきます。
切り離された丸が、ずれながらまた重なって、
縫い合わせながら新しい模様ができあがっていきます。

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裾には、アクリルガッシュを含ませたスポンジで、細いラインを入れました。
襟元は裁ちっぱなし、袖口と裾はジグザグミシンで処理しました。
見返しがない分、重たくならないし、とても簡単。
きちんと作りすぎないテイストも今どきはアリなので、
こんなラフなドレスも、子どもだったらいいんじゃないかしら。

と思っていたら、誕生日会を終えた娘に言われました。
「わたしのドレスが一番かっこわるかった。端っこがピロピロしてて。」
と、前ヨークの裁ちっぱなしを指差し、そして、
「私もみんなみたいに、こうなっているのがいい。」
と、裾を内側に折曲げる娘…。

5才とはいえ、そんなディテールを見ているのですね。そして、
「みんなみたいにツルツルしてるのが良かった。」
「もっと長ーいのが良かった。」
「いろんな色が付いてるのが良かった。」他多数。

来年は、ドレスの絵を一緒に描いて、相談しながら作ることにしました。
さて、どんなオーダーが入るか。とても楽しみです。

関連記事:「古い帯で作る子どものドレス」

 

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