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小山田産業の食用油

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ピアニストの大背戸亜紀子さんからいただいた、小山田産業の胡麻油が、
驚くほど香りが良くて、すっと体に沁み入るようだったので、
菜種油とまとめて6本、大人買いしました。
この胡麻油は、「ああ、そうだ、胡麻ってこういう香りだったよね」と、
混じりけのない、素材そのものの香りを思い出させてくれます。

中華ドレッシング、野菜スープ、餃子のタネ、冷や奴にかけても美味しいし、
きんぴらや天ぷらに使うと香りが格段にあがる。

 

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同封されている説明書の見出しは、
「完全犯罪は油で!?」

大背戸亜紀子さんが、にっこり笑いながらこの文を読んでくれた時、
このブラックをすぐに理解できなかった私ですが、
ニヤニヤしながら夫に読んで聞かせたら、冷たく睨まれました。
「油は空気に触れると酸化し、有毒になります。
毎日、古い油を使った料理とお酒を出していれば、
完全犯罪がもくろめるという冗談があるくらい。」と解説されています。

この説明書の左側には、小山田産業の食用油の作り方が書かれています。
国産菜種を、「釜で煎る→圧搾機で搾る→沈殿させる→炊く→和紙で濾過する」
アナログですね。作っている様子が想像できます。

一方、右側に書かれた一般的な植物油の作り方は、
タンカーで大量に運ばれた輸入大豆、コーン、ヤシなどを、
「圧扁機で薄く押しつぶす→石油系溶剤と混ぜて油を溶かし出す
→高温で加熱して溶剤を蒸発させる→薬品を使って脱ガム、脱酸、脱色
→高温で加熱して脱臭→濾過する→酸化防止剤(BHA,BHT)を添加する」
できあがった油は、度重なる高温処理と薬品処理のため栄養分が残っておらず、
油にもともと含まれている酸化防止機能も失われて酸化しやすいそうです。

完全犯罪、の締めの行はこうです。
「安い油を使って医療費にせっせとお金を使うのではなく、
少し高くても純正な油を少しずつ上手に使って、
おいしくて健康的な食生活をおくりたいものです。」

家族での外食一回分以下の価格です。
伊勢丹、三越などの物産展でも買うことができますが、
それ以外では工場からの取り寄せです。

菜種油(菜の花)660g 1313円(写真左)
胡麻油 660g 2415円(写真右)

 

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