土鍋でほうじ茶を作ってエネパレに行く
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ほうじ茶を切らしてしまいました。
日常茶は、朝一番に、大きなヤカンでまとめて一日分を入れるため、
時間が経ってもあまり味が変わらないほうじ茶は、絶対に欠かせません。
熱いうちに保温水筒に入れ、少し冷めたら子どもの水筒に入れ、
残りはそのまま常温で置いておきます。
仕方がない。作りました。
棚の奥に、古くなった煎茶があったはず。
用意するのは、
茶葉と土鍋(またはきれいな鍋)のふたつです。
私は、たまたま家にあった古い煎茶を使いましたが、
粉っぽい細かい茶葉は焦げやすく、本来はほうじ茶には向きません。
番茶や茎茶のほうが、しっかり香ばしさを引き出せます。
焙じ器、焙烙(ほうろく)と呼ばれる専用の道具もありますが、
匂いの付いていないきれいな鍋ならば、手元の道具で充分です。
フライパンは、油の匂いがお茶に移りますから不向きです。
作り方は、
弱火で温めた鍋に、茶葉を入れます。
茶葉が常に動いているように、鍋を回して焙じていき、
色が変わって茶葉が膨らんできたら、
余熱で焦げないよう、すぐに鍋から取り出します。
私の土鍋は、とても回し振れない重さなので、竹べらを使いましたが、
もたもたしていたら、少し焦げました。
ほうじ茶は、高温で焙じるためカフェインが壊れます。
また、香ばしくさっぱりとしているので、
食事中のお茶、子どものお茶、寝る前のお茶、と、日常茶に向いています。
ほうじ茶が欠かせなくなったのは、
お茶を楽しむ会の近藤美知絵さんから「出雲の秋ばん茶」をいただいてから。
「人が持っている自然治癒力は在来種のお茶でないと、そのパワーは出ない」
という信念で、樹齢100年以上のお茶の木から作られています。
秋まで茶葉が熟すのを待って、年に一度だけ摘んで作るお茶は、
根を地中深く下ろしたゆえの天然の甘さと香りがあります。
封を開けると、まるで落ち葉のような茶葉が、ガサガサと音をたてます。
農薬も肥料も使わずに自然に育ったお茶は、
葉に厚みがあって硬く、葉脈がしっかりしていて、力強い、強靭。
やかんでぐらぐら煮出しても、お茶の葉が全く痛みません。
部活で使うような大きなやかんでお湯を沸かして、茶葉をひとつかみ入れる。
飲み終えたら水を足して、さらに煮出す。
「宿煮」と呼ばれるこの方法は、このお茶ならではの味わい方です。
他の茶葉では、すぐにへたってしまいます。
最後は、水気を切った茶殻が佃煮ニモナル。
食物繊維が豊富です。
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今日はこれから、ほうじ茶を入れた水筒を持って、ママチャリ三人乗りで、
エネルギーシフトパレードに参加します。
代々木公園のアースデイ東京から、14時出発です。