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杉林に自生する在来種のお茶

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初夏です。三重県大台町(旧宮川村)へ茶摘みにでかけました。

地元のお茶の担い手の方の案内で40分ほど山道をあがると、スギ林の中にこつぜんとお茶の木の群生が現れます。ここに古くから自生している在来種のお茶です。肉厚でしっかりとした美しい葉。枝の一番先端にある若葉を、そっと摘み取ります。摘んだ葉は、山のふもとで釜入り茶に仕上げます。

茶摘みの風景と、毎日茶筒から取り出す茶葉が、ようやく繋がりました。なるほど、お茶ってこうして作られるものなのですね。薪でカンカンに熱した鉄釜で、摘み取った茶葉をパチパチという音とともに炒る作業は、葉一枚も焦がしてはいけないという緊張感。いくつもの工程を経てようやく出来あがる、香り良く乾き切って縮れた葉。

しっかり沸騰させた熱湯で入れた自然茶は、草いきれがする自然の味です。ああ、お茶って葉っぱだった、という当たり前のことを思い出させてくれます。このお茶に出会ってから八年。ようやくそのルーツを体験することができました。お茶を楽しむ会の近藤美知絵先生、大台町の皆さん、ありがとうございました。

お茶を楽しむ会のホームページ↓
http://www.ochawotanoshimukai.com/index.html

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IMG_0999 IMG_0980 - バージョン 2  IMG_1031

 

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